虎徹 試釣会

 株理論と称する性能を引き継ぐ竿の第2弾目が出ます。
竿名は 虎徹(こてつ)
ご存知の方も多くいらっしゃるかと思いますが、新撰組 近藤勇が使用していた刀の名前です。(名刀らしいです)
豪剣をイメージしますが、竿は二代目聖の後継モデルという事で、ダイワのヘラ竿の中で一番軟らかいモデルです。
むしろ沖田の使う 菊一文字の方がイメージがしっくりくるような、個人的にはそう思いましたが、聞くと「イメージとのギャップを狙った」との事でした。
それと前回の龍聖の「龍・虎」を狙ったとも説明がありました。

 前置きはさておき、まずは写真をご覧ください。






















確かに大変良い造りです。
シマノの凌同様、大手メーカーが技術を駆使して最新の素材と工法を用いて造る竿だけに、どの尺数でも圧倒的な釣心地がありました。
デザインも龍聖ほど奇抜でもなく、昔あった竿に似ているとの事です。
 どこのメーカーの竿もそれぞれ最高の出来栄えで、あとは手に取る人の好みしかないように思えます。

 魚をかけて、魚が暴れないのはよくわかりました。
椎ノ木湖の大型でも、水温が活性を下げているのは言うまでもありませんが、竿の要素にもあり、あとは合わせ時に魚をびっくりさせない軟らかさもあるように感じました。
これは和竿の性能の一つです。

 最後に、軟調子 やわらかい という先入観からか魚をかけて非常にしっかりしている、イメージしたほどやわらかいわけではない という印象がありました。
これは凌を使った時もそうでした。
張りがある という訳ではなく、曲げる力はさほど必要なく曲がったら竿の修復する力が強い・・とでも言いましょうか・・
 株理論・しなり調律(こちらはシマノ) 
工法なのか、素材なのか、それ以外の要素なのか、ヘラ竿のカーボンはどこまで行くのでしょう・・。



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